未来研通信

高橋:第21回「クルマ萌えのアングル」の巻

湾岸ミッドナイトな皆様お元気ですか、テツオRを育てるためにテツオ狩りしまくったのは内緒なテツオです。
時間を見つけては挑戦状を残すべく無差別に分身対戦しては返り討ちにあっています。やられるとムキになってしまいますな、相手が知らない人でも。
特に、ちょっとの差で勝てない好敵手に出会ってしまうと勝つまで帰れないんですよね…。『撃墜ストーカー』、『あいつとララバイ』の称号出しまくりです。

さて湾岸ミッドナイト・マキシマムチューン3では色んなところが前作から変わっていますが、その中で『ストーリーモード』の開始時や途中の、ライバルの登場演出(敵キャラが現れて何やらつぶやくアレですね)がボリュームアップしているのにお気づきでしょうか?

ほぼ全話分、それぞれに専用の演出がありますが、これらは数名で分担して収録しました。
この仕事はやっていて最も楽しい作業の一つでした。車の動き、カメラワーク、挿入されるカットインのタイミングなどを監督+俳優+カメラマンの気持ちで作っていきます。

特に神経を使うのがカメラワークで、これはもう「どれだけ車をカッコよく見せられるか」が勝負となります。車の“シビレるアングル”とか“こう出てきたら萌えるアングル”を追っかけていくのですが、収録する人の間でも車萌えの基準は微妙に違っているらしく“このアングルが最高だーッ!”っていうのが各自特徴的なので、最後の方は映像を見ただけで誰が撮ったのかわかるようになってしまいました。

そんな中からテツオのお気に入りをいくつか紹介してみます。

■第4話 箱根

アキオが先生を乗せて箱根ドライブに行くお話の冒頭です。
悪魔のZには都会が似合う、箱根はイマイチ似合わないのではなかろうか?と思っていたのですが、引きのアングルで撮られた木々の間を疾走するその姿を見たものは忘れることなんて出来やしない…と思ってしまいました。
原作では結構ほのぼのとした、先生とデートなノリだったのですが、ハードなBGMとあいまって硬派なZ登場シーンになっています。

■第20話 赤坂ストレート

うねるようなカメラワークのマサキ編:最終話イントロ。
緊張感あります。これから死線ギリギリの闘いが始まるのを予感させる目眩がするような空気です。その時、その場所、その人達…一回きりのステージ。
一瞬の空白、本物の棲む時間帯…。

■第26話 ガッチャンwithセルシオ

アフロ(なのか?)から目が離せないガッチャンが、愛車の紫セルシオに乗って現れるシーンです。
…いきなり蛇行、ガラ悪いです。「ゴ!ゴ!ゴラァァァァ!」って何の音??
去っていく時実は壁にゴツンとぶつかってたりします。
この後ストーリー本編でも彼は狼藉の限りを尽しますね。ヘアースタイル以外は真似しちゃいけません。

■64話 ACE友也、ブラックバードと遭遇

迫り来る友也のGT-Rを、北見を同乗させたブラックバードが『格が違うんだヨ』といわんばかりに余裕かまして迎撃するシーンです。まさに遭遇ーーッ!という雰囲気が出ていてアドレナリン出まくりです。

■74話 マコトのZ32に迫るブラックバード

C1を走るマコトに猛烈な勢いで迫り抜き去るブラックバード。圧倒的なテンションの差に呆然とするマコト。湾岸の帝王の迫力十分です。

■80話 ??

最終話…。これは一体何と遭遇してるんだッ!?ウーン全然わからない。

何かカッコよくて強いやつが登場するときって何故こんなにも高揚するんでしょうね。何かすごいモノ見せてくれるっていう期待がそこで最高潮になるからでしょうか。
湾岸マキシ次回作(?)を目指して誰が見てもハァハァしてしまうアングルを研究中です。

それではまたーッ。

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