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開発スタッフが交替で開発秘話や思った事を連載していきます。
第19回
「20年前の名作ドライブ」の巻
みなさん、まいどです。プログラマーの竹中です。

「マキシ2」の制作がついに完了しそうな気配!
ありったけのソウルをブチ込んで、あとは生産&発売を待つ! といった感じです。

ま、”バグは残ってへんよなぁ・・?”という戦々恐々な本心は隠しつつ・・・・

今日は少しノスタルジックに、「20年前の名作ゲーム」の話をしたいと思います。

ナムコは創立50周年♪ その記念の一環として、ナムコ未来研究所のロビーにはかつてのナムコ製品が替わる替わる展示されています。
で、いま置いてあるのが '82年の製品「ポールポジション」。
未来研通信の小山EPのところでも紹介されていますが、これは3Dの奥行きを本格的に表現した、初のドライブビデオゲームなのです。

当時このゲームのクオリティは衝撃的で、行列ができるほどの大ヒットとなりました。
子供だった竹中も「ポールポジション」のとりこでした。
なけなしのおこづかいをはたいてのプレイなので、それはもう必死!
残りタイムは自分の寿命が減るかのような、クラッシュすれば本当に爆死したかのような心境で汗まみれになりながらステアリングをブンブン回していたものです。

今思えば、車やドライブゲームに対する思い入れはこの「ポールポジション」がルーツだったのかもしれません。

それから20年以上経って、今このゲームが未来研ロビーに置かれているわけですが、・・・これが今見ても色褪せないんですねぇ。
コンピュータ技術だけで言えば、それは20年前より現代のほうが進んでるのは当然ですがじゃあゲームのおもしろさが見劣りするのか?といえば、決してそうではなかったのです。
「プレイヤーにレースの興奮とスリルを味わってもらいたい! ドライビングの楽しさを提供したい!」といった志は、当時の技術を駆使してふんだんに表現されていて、「真の完成度とは、こういうものなのだ」ということを時を超えて見せつけられたような気がしています。

こないだも、未来研に来ていた子供達が「ポールポジション」に夢中になっていて、その様子は今のゲームセンターとまさに同じでした。
ベタな言いかたですが、「名作は時代を超える」んですねー。
20年前に思いを馳せてみましたが、じゃあ逆に、今から20年後のゲームって、どんな風になっているんでしょう!?
いま開発者の立場で自問してみたら、肩の荷が重くなった気がしました(苦笑)
「よりおもしろいものを!」というのは、いつの時代にも変わらぬ、そして終わりのないテーマなんでしょうねー。

うーむ、今日は仕事漬けの後遺症(?)で、なんかクソまじめに書いてしもうたぞ。
次回はもっとパーなテーマで書いてみよかと思います。

ではまたお会いしましょう!
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