今回、グラフィック関係のディレクターをやりました「前田」です。

スタッフ持ち回りのページの第一回という重役を仰せつかってしました。
「何」を書けばいいのか？と悩みましたが、悩んでも筆は進まないので、今回は「湾岸マキシのデザインはここが熱いんじゃ〜！」をおおくりいたします。

湾岸マキシを語る上で避けて通れないのが「胡蝶蘭」・・・ではなく「誇張」、すなわちディフォルメです。

ロケテストやAOUショーでプレイをしていて「何を誇張してるの？」
な〜んて言って気がつかない人は「前田マジック」にひっかかってんです。
湾岸マキシがお店に並んだら、よ〜く、背景を見てみましょう。

それでは一番解りやすい例をあげましょう、
ズバリ！”東京タワー”です。
皆さん知ってますよね。東京のシンボル、赤い鉄塔です。

機会があったら実際に首都高速C1内回り、芝公園辺りを走行してみましょう。
東京タワーは見えますか？
見えますよね？
けど、それってゲーム画面の様に正面をずーっと見ててでは無いですよね？
頭や目が横を見てませんか？

そこが重要なんです！
実際走ってると人は注目するという行為をするので、
正面だけ見てるときは一瞬しか見えないのですが、実際には目で追うので
一定時間東京タワーが見えてる事になってるんですよね。

しかも！頭や目がそっちをむくので位置関係もずれてきます。
大きさも注目してズームされれて正確ではありません。
「大きな赤い鉄塔(東京タワー）が芝公園から見える」
が感想になるでしょう。

そこが！「前田マジック」のポイントになります。

１つ！芝公園には東京タワーがある
１つ！大きい（実際に東京タワーに行った人は下からの眺めを見てるのでよりイメージが強いでしょう）
１つ！首都高から見える
１つ！あのエリアのシンボルである

これらのポイントを重点にコースに東京タワーを設置します。
そうすると湾岸マキシのコースにある東京タワーになるんです。
そう思って改めて見てもらうと解りますが、随分「近く」て「大きい」ですよね
でもあの場所の”イメージを再現”した答えだったりするんです。

湾岸マキシはリアルの様ですが、緻密に再現したリアルではありません。
皆さんの頭の中にある「首都高ってこうだよね」というイメージを再現してるんです。

そういう視点で背景を見ると、いろいろ発見できると思うので
ぜひリアルな世界と比べてみてください。

次回、前田のテーマは「俺はこの車が入れたかったんじゃい！！」をお送りする予定です。
実は自動車デザイン科とか出てる前田がレア車を熱く語る！？