MAXIMUM TUNEとは
製品概要
カードシステム
ゲームモード
コース
登場車種
チューニング
BGM
筐体について
カードの引き継ぎ
スタッフ部屋
ごあいさつ
未来研通信
インターネットランキング
冬休みキャンペーン(終了)
湾岸ミッドナイト MAXIMUMTUNE2
開発スタッフが交替で開発秘話や思った事を連載していきます。
第3回
「トランスでGO!」の巻
こんにちは!プロデューサー兼企画の取りまとめを担当した小林です。

今回は本当〜に悩みました。え、何がって?
BGMですよBGM。

湾岸のBGMは前作に引き続いて、エインシャントの古代祐三氏に担当してもらっているのですが、実は彼とは高校時代に出席番号がトナリでずっと仲間でつるんで遊んでいた仲だったんです。
そんなわけで、BGMに関しての打合せややり取りは全て古代氏と小林の中で完結していて、ディレクターの二人をさしおいて、完全に自分の趣味で進めてしまいました。

前作の湾岸では
「原作の世界観を重視した、ドラマチックでメロディアスな80年代風のオーケストラチックなBGM」
というのをコンセプトにして、それがバシッとはまった!わけです。(と自分では思ってるんですけどどうでしょう?)

そして今回の新作の話です。当然BGMをどうしようか?という事になるわけですね。
できれば前作の曲をアレンジして使えないかと、古代氏にはいろいろ曲を作ってもらいましたが、どうも納得のいく曲ができない。
さんざん悩んだ挙句、結局前作イメージのBGMはきっぱり捨てることにしました。
今回は「美しい都会の夜景がびゅんびゅん流れていく中を疾走していく」というイメージを重視して画面を作っているので、それにマッチしたスピード感のあるBGMが必要だったのです。

そんなわけでトランスという方向性はかなり早い段階で決まったのですが、実はトランスの曲を作るためには機材ももちろんですけど、とてもノウハウが必要なんですよね。
古代氏はトランスを手がけるのは初めてだったので、相当苦労をしたようでした。
しかしそこはさすが古代氏。次々に曲を書き上げていくごとにどんどんクオリティが上がっていき、10数曲も作ったかという頃、突然「Destination Blackout」が生まれました。
古代氏から「これは本当にブラックバードのイメージだよ。自信あるから聴いてみてよ!」と言われ、はじめてそれを耳にした瞬間、その時は本当に鳥肌がたちましたね...。
この時はじめて「これはいける!」と確信したのを覚えています。

その後、コツを掴んだ古代氏は次々に良い曲を生み出していきました。こうやって流れにのるともう心配はありません。任せておけばどんどん素晴らしい曲が出来上がってきます。この時は本当に曲が出てくるのがとても楽しみでした。

そして、後半になって余裕ができてくるとこちらのリクエストを聞いてもらったり。
小山EPが登場して「哀愁を感じさせてくれたあの曲を復活させてくれヨ」という事で、ボツになっていた通称哀愁トランスがリファインされて「Stream of Tears」として復活。
はじめはこれを20話のブラックバードに使おうという話もあったのですが、試してみたら本当に見事なまでに全然合わなかったのでやめました。(結局収まるべくして平本の曲に)
そして一番最後に「Blue Blazes」が完成。これはリテイクなしで一発で決まりました。
自分はこの曲が大好きで、タイムアタックではいつもこれを使っています。

そんなこんなでできあがった今回のBGM、いかがでしょうか。
湾岸ミッドナイトマキシマムチューンは「ドリフトが楽しめる操縦性」「都会のイメージを再現した風景」「スピード感のあるBGM」
が三位一体となって気持ちよさを演出しています。
是非今度お店に行ったときにはBGMをじっくり聴いてみてくださいね。

そこでBGMを楽しみたい方に耳寄りな情報です。
カード確認画面の中でBGM音量を調整できるページがあります。
ここで音量を「大」にして見てください。
ちょっとBGMが大きめのちょうどいい感じでゲームが楽しめます。お試しを♪

それではまた!
バックナンバー