INTERVIEW
ファンの心に響く
最高のイベントを
プロデュース
コンテンツプロデューサー
IPビジネス推進部
プロデュース1課
久家 麻衣子2012年入社
会社を一言で表すと?
自由
バンダイナムコアミューズメントには自由な社風があり、社員一人ひとりの発想が生かされる環境だと思います。私が企画・プロデュースした「JOJO WORLD※1」も、ルールにとらわれない自由度によって、これまでにないイベントになりました。
努力、実力、やる気、アイデア。自分がやりたいことをしっかりと持っていれば、必ずチャンスをもらえる会社です。実際に私は、入社3年目のときに参加した社内コンペティションがきっかけで企画部門に異動しました。周囲の先輩方に「自由に挑戦してみなよ!」と背中を押してもらえたからこそ飛び込むことができました。後輩の皆さんにも、積極的に挑戦してほしいと思います。
※1 「ジョジョの奇妙な冒険」TVアニメシリーズの世界観を体験できる体験型イベント。
現在の業務は?
IP※2イベントのプロデューサーです。「ナンジャタウン」「バンダイナムコ Cross Store」といった当社の既存施設だけではなく、外部出店をメインにした公式IPイベントも担当しています。
- 仕事内容の詳細
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IPイベントプロデューサーの仕事は、企画書を書くところから始まります。どのIPで、どこでどんなイベントをやるのかという計画をまとめ、社内確認後、完成した企画書をもって版権元様へプレゼンに行きます。版権元様からは、その場でフィードバックをいただいたり、改善点をご指摘いただきながら、内容をブラッシュアップしていきます。何度かやりとりを重ね、OKをいただいたら、具体的にスタートします。
以降のプロデューサーの役割としては、チームのマネジメント、予算管理、版権元様とのご監修のやりとり等、多岐にわたります。いずれの業務においても、コミュニケーション能力が重要になります。
プロデューサーにとって重要なコミュニケーションは、主に3つあります。1つめは、版権元様。2つめは、役割分担をした4~5人のチームメンバー。3つめは、他部署、グループ会社、施設のスタッフなど、部署を超えたコミュニケーションです。
当部署では一人につき年間4~5つのIPを扱い、開催回数は、全ての会場をカウントすると200本ほどにのぼります。版権元様の大切なIPをお借りしていますので、全てにおいて、決して作品や世界観を傷つけることのないよう最大限の注意を払います。
※IP:キャラクターなどの知的財産 IP : Characters and other Intellectual property - やりがい
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シンプルな表現になりますが、私が企画したイベントを通して、お客様に喜んでいただけることが一番のやりがいです。感想やレポマンガがSNSにアップされているととても嬉しいですし、喜びのあまりに泣き出してしまうお客様を会場でお見かけしたこともあります。準備は大変ですが、ファンの皆さまが感動し、熱狂してくださる姿に出会うたび「あぁ、頑張って良かった」と報われるのです。
また、準備には多くの人が携わりますし、当日は現場スタッフの質の高い接客があればこそ世界観が完成します。関係者全員でつくり上げたものが、ご好評をいただけたら最高に嬉しいし、それがプロデューサーとしての喜びです。 - 印象に残っているできごと
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冒頭でもご紹介した「JOJO WORLD」で、社長賞を頂いたことです。
「JOJO WORLD」は、当社の施設以外でも、全国各地で開催できるビジネスモデルになっています。IPビジネス推進部としても、新しい取り組みでした。全国のお客様に喜んでいただくのはもちろん、社内でも評価していただき、プロジェクトメンバー全員の頑張りが実を結んだことは本当に嬉しかったです。
私はもともと「ジョジョの奇妙な冒険」が大好きで、この作品のテーマパークを作ることが長年の夢でした。夢を実現すべく入社当初から書き溜めていたアイデアも、実際に生かされています。
とはいえ個人の“好き”だけでは、自己満足になってしまいます。私が最も大事にしているのは、お客様が楽しめるかどうか。その判断のためには、過去の店舗勤務が大いに役立っています。お客様がどのように動き、なにを楽しみ、スタッフはどのようにおもてなしするのか。収益を上げるにはどんな施策が有効か。現場ノウハウのもと、ファン目線を徹底し、ツボを押さえた企画を実現できたことが、評価を得られた理由だと考察しています。
叶えたい夢は?
リアルイベントでトレンドを生み出し 世界へ
イベント事業において、誰もが知っていて、メディアでも取り上げられるような世の中のトレンドをつくり出すこと。そして、それを海外展開することが私の夢です。
店舗やテーマパークなど、お客様とのリアルな接点を持っているのは、グループにおけるバンダイナムコアミューズメントの強みです。当社が得意とするIPは、海外でのマンガ・アニメ人気において追い風にもなります。多くの人が、時間をかけてこだわって生み出したイベントを、国内だけにとどめるのはもったいないですよね。
私が挑戦した結果は、成功も失敗も共有し、仲間のプロデューサーや後輩の役に立てば嬉しいです。経験値を蓄積し、世界中で、精度の高いイベントを開催できるようになれば素晴らしいと思います。
オフの過ごし方は?
オンとオフが繋がる エンターテインメントな休日
私の場合、オンとオフに明確な切り替えがないという、社内でも珍しいタイプかもしれません(笑)。休日はイベントやテーマパークの視察に出かけることが多いです。映画鑑賞も好きなのですが、内容とともに、公開前後のプロモーション手法も注視しています。オフなので、もちろん趣味として楽しんでいるのですが、コンテンツプロデューサーとしての感性を磨き続けるよう努めています。
また入社10年目ながら同期メンバーが仲良しで、最近も全員揃ってバーベキューに行きました。仕事の相談をすることもあれば、休日にわいわい過ごしたりと、居心地の良い関係性が続いています。
2022.1.1時点のものです