2022年12月23日
好きが集まる店舗づくり
東日本オペレーション部 コンテンツ複合施設課
バンダイナムコCross Store博多 OSセクション
渡邊 龍RYU WATANABE
【プロフィール】
2016年入社。『namcoけやきウォーク前橋店』『namcoイオンモール富谷店』『イオンタウンユーカリが丘ゲームコーナー』『ハムリーズキャナルシティ博多店※』に勤務する中で、店舗運営に関する幅広い業務を経験。2021年の一年間はデジタルマーケティング部デジタルコマース課に在籍し『ナムコパークスオンラインストア』の運用を担当した。現在は『バンダイナムコCross Store博多』のストアマネージャーを務めている。
※2022年3月閉店
namcoをはじめとしたアミューズメント施設で店舗運営を行いながら、会社の新たな挑戦には自ら積極的に参画し自身の成長につなげてきた渡邊さん。オンラインショップの運用を経て、今はバンダイナムコCross Storeで新しい挑戦を続けています。
前編となる今回は渡邊さんの業務内容や売場づくりなどについて伺いました。
※内容は、2022年11月の取材をもとに構成されています。
現在の業務内容を教えてください。
2022年7月にオープンしたバンダイナムコCross Store博多で物販を中心とした「オフィシャルショップ」のストアマネージャーとして全体管理業務を担当しています。その他にはガシャポンのデパートやnamcoのクレーンゲームコーナーなど、店舗をスムーズに運営できるようにトラブル対応を含めて携わっています。
バンダイナムコCross Store博多にお越しいただくお客様は20代から40代にかけてのファミリーが中心となりますが、各ショップを担当しているスタッフと協力しながら「どうすれば商品が売れるのか」、「どうすればお客様に来ていただけるのか」を日々考えて仕事をしています。
新商品が揃っていたり、在庫がたくさんあったり、丁寧で分かりやすい接客を心がけたりといった快適な売場づくりを行うことで、バンダイナムコCross Store博多のファンをもっと増やしていきたいです。その他にも数値管理やスタッフの育成、本社の方とのミーティングや資料作成、フロアでの接客業務全般を担っています。
店舗運営する上で「お客様目線の売場づくり」にはどのように取り組んでいますか?
バンダイナムコCross Store博多はまだオープンして日が浅いので、店舗の存在を初めて知って来店される新規のお客様も多く、今は新たなファンになっていただく絶好のタイミングだと考えています。店舗の中心部には、「ONE PIECEカードゲーム」や「一番くじ」、「魂ネイションズ」といった10坪ほどの公式ショップが点在しているのですが、ショップによってターゲット層が微妙に異なっているので、より多くのお客様を“ファン化”するためには、それぞれのショップに合わせたお客様目線の売場づくりが大切になってきます。
例えば私が普段感じる属性別の商品購入の傾向を挙げると、女性のお客様は好きだと思ったキャラクターのアイテムであれば、お金を思い切り使ってたくさん買おうとされる方が多い印象です。一方で男性のお客様の場合は、手に入れたいアイテムがたくさんあったとしても使えるお金が限られているケースが多かったりするためか、ご自身のお財布と相談しながらじっくりとアイテムを吟味されていらっしゃいます。そうしたお客様の購買行動や回遊行動の傾向を踏まえつつ、「お客様の目から見ると店内はどのように映っているのか」「お客様はどのようにエリアに入っていらっしゃるのか」「お客様はどのような買い方をされるのか」などをしっかりと調査・分析をしています。
その上で陳列の仕方についても目立つ場所に商品をボリューム陳列したり、ゆっくりと時間をかけて選んでいただけるようにあえて奥まった場所に商品を展開したりするなどの工夫をすることでショッピングを楽しんでいただきやすい売場づくりを心がけています。また曜日別のご来店傾向を元にレジまでの列を作る位置を意図的に変え、お客様と商品の接点ができるように売場をつくり「ついで買い」をしていただけるチャンスにつなげています。これからもお客様にいつご来店いただいても新商品が豊富に揃っていて在庫も備えているような魅力ある売場を目指していきます。
業務の中で特に注力していることを教えてください。
今はやはり「ONE PIECEカードゲーム」です。バンダイナムコCross Store博多はONE PIECEカードゲームの初の公式ショップで、定期的に「ティーチング会」という遊び方が学べるイベントやフリーバトルが楽しめる「交流会」も実施しています。お客様はバンダイナムコCross Store博多でONE PIECEカードゲームを知って、カードを手に入れて、ルールを覚えて大会に出て…、という流れができつつあって、店舗がオープンしてからこの数カ月の間はONE PIECEカードゲーム関連の動きがギュッと詰まっているような感じでした。
カードの発売日には600人くらいのお客様が行列を作るほど人気で、私自身はこれまで市場になかった新しいトレンドを生み出す楽しみを感じています。一方で「ONE PIECEカードゲーム」だけでなく、トレーディングカードは転売が横行するなどルールを知らなかったり、守らなかったりする方もいるので、本当にそのカードを好きなお客様にカードを届ける仕組みや環境を作れるかというところが課題の一つであるとも思いますね。
年末年始でお店が賑わう時期を迎えますが、バンダイナムコCross StoreのPRをひと言お願いします。
バンダイナムコCross Storeの魅力は「好きが集まる場所」だと思っています。「好き」は、「お客様が店舗を好きになって来てくださる」という意味だけでなく、バンダイナムコCross Storeの商品やキャラクター、店舗の雰囲気を気に入って働いてくれているスタッフの「好き」も表わしています。まだご来店されたことのないお客様にもぜひご自身の「好き」を見つけにバンダイナムコCross Store博多にいらしていただきたいです。