2022年08月05日

IPコンテンツプロデューサーとしての仕事への向き合い方

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※所属は取材当時のものです。

マーチャンダイズ部 IPプロデュース課

渡邊 安由美AYUMI WATANABE

【プロフィール】

2016年入社。長野県にあるnamco店舗と『J-WORLD TOKYO※1』で、それぞれ1年間勤務。その後は営業推進部景品販促課へ異動し、グッズや景品のバイヤーとしてIP※2商品の仕入れに携わる。2021年からはマーチャンダイズ部IPプロデュース課にて、施設内におけるキャラクターコラボイベントの企画・プロデュースを担っている。

※1『週刊少年ジャンプ』掲載の漫画やアニメをモチーフにしたテーマパーク。2019年2月17日閉場。
※2 IP:Intellectual Property の略で、キャラクターなどの知的財産のことを指します。

『J-WORLD TOKYO』の店舗スタッフやIP商品のバイヤーとして、キャラクターIPの前線に携わってきた渡邊さん。その経験を生かして、現在はキャラクターIPを活用したコラボイベントのプロデューサーとして活躍しています。後半は渡邊さんのプロについての考えや仕事のマイルールなどについて伺いました。

※内容は、2022年3月の取材をもとに構成されています。

渡邊さんご自身もアニメやゲームがお好きとのことですが、1人のファンでありながら、プロとしてはどんな視点を持って仕事に向き合っていますか。

IPが豊富なバンダイナムコアミューズメントですが、当然ながら単純にIPを活用すれば良いわけではありません。なぜそのIPを活用し、なぜ今実施するのかなど、お客様に喜んでいただくための根拠に基づく収益性を見出すことがプロとして持つべき視点だと考えています。

売上にこだわることで、余計な要素はないか、本当に価値のあるものに仕上がっているのかという視点で、よりシビアに企画や全体設計を見つめることができます。やはりビジネスである以上、収益性にこだわることは最も大切です。
ファンであるときはIPサービスを純粋に楽しむこと。そしてプロであるときは数字にこだわり質を極めること。上手く切り替えながら取り組むようにしています。

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仕事をするうえでのマイルールを教えてください。

何事も楽しんで取り組むようにしています。辛いこともポジティブに変換して、楽しめる余裕ができると仕事のパフォーマンスも向上します。自分が楽しくなければ、周りを笑顔にすることなどできません。

ときには自分が得意でないものや不安に思う仕事もありますが、それでも好きになろうとしたり、わからないことを勉強したりして、興味を持つ努力は大切です。私の場合はかなりミーハーで、新しいことを知るとすぐに興味が湧いて好きになりますが、自分の視野を広げる素晴らしい経験になると考えています。
マインドを保つという観点で、最近お気に入りの言葉に「自分の機嫌は自分でとる」というものがあります。誰かに依存するのではなく、自分の行動に責任を持つためには自分の気持ちを律さなければならないと気づかせてくれる言葉です。一見悪いと感じることがあっても、そのあとにきっと良いことがあるだろうと未来を想像したり、このために頑張れるという目標を設定したりなど、自分自身のマインドを上手くコントロールするようにしています。ポジティブな状態を維持することで、周りにも良い影響を与えられる存在でありたいですね。

渡邊さんの考えるバンダイナムコアミューズメントの魅力や、1人の社員としての「あるべき姿」についてどう思われますか。

バンダイナムコアミューズメントは “リアルな場”にこだわり、より多くの方々に夢や感動を提供していく企業です。
そのような使命を掲げているからこそ、まずは私たち自身が楽しみながら仕事に取り組むこと、そして新しいことを生み出すために考えや思いをどんどん発信していく姿勢こそが「あるべき姿」ではないかと考えています。
バンダイナムコアミューズメントは、積極的で前向きな発言を受け入れてくれる風土があります。また会社としての強みだけでなく、グループの各ユニットを通してさまざまなシナジーを作り出せる環境にあります。縦や横、ときには斜めの繋がりを最大限に活用しながら、みんなが笑顔になれるサービスを多く提供していきたいと思っています。

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今回アソシエイトプロデューサー※に就任にされましたが、その意気込みを教えてください。

アソシエイトプロデューサーとしての役目は、リアルとIPを掛け合わせたサービスを、最高の状態かつどこよりも早い最適なタイミングで提供でき、それが安定的に行えることだと思います。この肩書がついたからには、率先して行動を起こし、全体を推進させる存在になっていきたいです。
そのためには、常に最新のトレンドや動向を把握しておくことはもちろん、これだという判断力やプロデュース力をさらに磨く必要があります。
まずはアソシエイトプロデューサーとして、ヒットコンテンツを一本生み出すことを目標に、リアルエンターテインメントを創出するプロとして、お客様に喜んでいただけるリアルな場での体験価値を追求し続けていきたいです。

→ 前編は自身が担当した仕事について伺いました。

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