私は新卒でバンダイナムコアミューズメントに入社しました。
入社3年目の店舗配属だったとき、優秀な成績を収めるとそのまま新規事業企画部に異動できるという新規企画の社内コンペがあったんです。学生のときから*IPに興味があって、アニメの*IPをマルチに展開していく仕事がしたいと思っていましたから、その機会に挑戦してみた結果、最優秀賞をいただいたんです。それで新規事業企画部に異動しました。そこでは今の『アニON』の先駆けとなるコラボカフェに取り組む傍ら、コンペ企画を別の形で実現できないかと、バンダイナムコエンターテインメントと共同で別プロジェクトとして立ち上げたりしていましたね。
その後のIP企画部でも『アニON』に関わっていたのですが、IPで展開できるスキルを磨くためには、すべての施設の企画プロデュースを網羅したいという気持ちがありましたから、上司にお願いして『ナンジャタウン』や『なぞともカフェ』という他の施設のプロデュースも掛け持ちさせてもらっていました。
そして昨年からはテーマパーク営業部に所属し、今回のイベントをプロデュースさせていただきました。

*IP：Intellectual Property の略で、キャラクターなどの知的財産のことを指します。

“面白い”を生み出すことにはずっとこだわっていて、世の中にトレンドを生み出すようなムーブメントをつくりたいという思いを持って取り組んでいます。今回の『JOJO WORLD』についてもリアルとオンライン、それぞれの体験価値を捉えながら楽しんでもらえるよう、“面白い”を意識して企画を温めていました。グループとしては今、「*IP軸戦略のグローバル展開拡大」という目標があるので、よりIPを展開し世界へ発信するため、いずれ海外にも挑戦したいと思っています。

*IPを軸に、最適なタイミングで最適な事業に商品・サービスとして発信する戦略

私の好きな“ジョジョ”の台詞に「無理だとか、無駄だとか言った言葉は聞き飽きたし、俺たちには関係ねぇ」という、第3部主人公の空条承太郎の台詞があります。たとえ周りに無理と言われることに対しても、自分の軸を持って、どうやったらそれが実現できるのかということを考えていくことが大切だと解釈しています。
もちろん周りの意見を聞いて参考にしますが、企画においては、時には本質の軸がブレたらいけないと思っていて、譲れないものを持っておくべきかなと思います。
言われたことだけを実行していても進歩がないですし、困難とか無理と言われることに対しての解決策を考えていくことで成長できると思うので、考えを止めないことを大事にしています。

バンダイナムコアミューズメントは、意欲があれば挑戦を許してもらえる風土があります。そこはすごく魅力的だし、それを誰もができる状態になっているのはいいところだなと思います。あとはユニークな人が多いです。だからこそ企画を提案したときも、自分では考えられないアイデアを同僚や先輩、後輩からもらえるので、日々面白いことが生まれる可能性を感じながら取り組んでいます。