2022年02月10日
経験をすべて生かして 施設の魅力を世界中へ!
飯田 祐次郎YUJIRO IIDA
【プロフィール】
2014年入社。『namcoイオンモールかほく店』『namcoラゾーナ川崎店』での勤務を経て、2016年から『J-WORLD TOKYO※』にてパーク&アトラクション、フード&スーベニアなど施設に関わる様々な業務を担当。その後本社へ異動し、2019年から2年間、施設開発部第二企画開発課にて開発の仕事に携わる。現在は施設プロデュース部セールス課において、『VS PARK』『あそびパークPLUS』『ドコドコ』等の海外向けセールスを担当。
※2019年2月17日閉場
“ヤバすぎ”スポーツが集まるバラエティスポーツ施設『VS PARK』、最新テクノロジーを駆使したインドアプレイグラウンド『あそびパークPLUS』、屋内で冒険あそびができるデジタルプレイグラウンド『屋内・冒険の島 ドコドコ』など、多種多様なバンダイナムコアミューズメントの施設を世界に広める、海外セールスチームに所属する飯田さん。現在に至るまでに経験した様々な仕事や、それらの経験を生かした海外セールスのポイントなどを伺いました。
現在の業務内容を教えてください。
海外セールスチームに所属し、バンダイナムコアミューズメントが手掛ける『VS PARK』『あそびパークPLUS』『屋内・冒険の島 ドコドコ』などの施設を海外に紹介、販売しています。現在は中国をメインに、タイやマレーシアなど東南アジアのお客様にもアプローチしています。
コロナ禍で現地に赴くことができない状況も続きましたが、現地法人のBANDAI NAMCO Amusement(SHANGHAI)CO., LTD.や現地エージェントとも協力し、世界中に向けて日々営業活動をしています。
バンダイナムコアミューズメントのコンテンツを、海外のお客様へ向けて、どのように打ち出しているのでしょうか。
それぞれの国に合わせた部分的なカスタマイズは必要ですが、コンテンツに対する根本的なニーズは、国内外で差はないと思います。
私が担当しているリアルアミューズメント施設は、普遍的な”遊び”や“楽しみ”をベースに設計されています。普遍的とはつまり、友達と一緒に運動やゲームをするとか、思い出を共有するといったことですね。それらは全世界、どこへ行っても共通の喜びです。
『屋内・冒険の島 ドコドコ』のようなお子様向けの施設では“ごっこ遊び”や“感覚遊び”を楽しんでいただけますが、それらはずっと昔から存在する、お子様の成長に欠かせない要素です。一時の流行ではない“遊びの原点”を提供できるからこそ、海外のお客様にも高い関心を持っていただけています。
また、施設の安全性も、世界中のお客様にご評価いただける点だと思います。当社は安全基準のクリアはもちろん、施設を作るための資材もグローバルスタンダードに則ったものを使用しています。そのうえで、自社開発のアクティビティもふんだんに取り入れていますので、どなたにも安心・安全に楽しく遊んでいただける施設として自信をもってアピールしています。
飯田さんはこれまでに店舗運営、企画、開発といった幅広い経験をされていますが、現在の仕事にどのように生かしていますか。
私はこれまでにnamcoの旗艦店で勤務したり、『J-WORLD TOKYO』でインバウンドのお客様の誘致や接客力向上に向けたプロジェクトに参加していたりと、ゲームセンター以外の新規事業も含めて、いろんな経験をさせていただきました。施設開発部では、お客様に満足していただける施策を検討するのとと同時に、いかに売り上げを伸ばし経営するかについても多くのことを学びました。
今のセールスの仕事には、こういった様々な経験がすべて生かされています。例えば、店舗運営でお客様と直接触れ合っていたからこそ、本当に喜んでいただける、効果的な企画の立案ができます。また開発の仕事で、1つの施設づくりに多くの関係者が知恵や技術を結集させていることを体感したことにより、単なるモノとしてではなく、裏側にある膨大なこだわりを踏まえて施設の魅力を伝えられるようになりました。
セールスとして目指すべきは、施設が入る建物のオーナー様や投資家様に、この施設を入れて良かった、投資してよかったとご満足いただくことです。そのためにも顧客と作り手の両方の目線を深く追求し、よりサービスを深堀りした質の高い提案をしていかなければと思っています。引き続き、たくさんの経験を積んで自分自身を磨いていきたいです。
今後、バンダイナムコアミューズメントのファンを増やしていくために、どんなことが必要だと感じますか。
施設の海外展開に関して言えば、能動的なアプローチと、エリア拡大がポイントだと考えています。
“バンダイナムコ”は世界的に認知されていますが、バンダイナムコアミューズメントというグループ内のいち企業としてみると、認知度は突出して高くはないと感じます。同様に、たとえば『太鼓の達人』のようなタイトルは知っていても、その運営会社が施設事業に力を入れていることは知られていないケースもあります。
現状、海外の大型ショッピングセンターの運営に関わる方が、日本に来られた際に施設に興味を持ち、商談に発展することが多くあります。今後はより積極的に、当社の施設の魅力を能動的に伝える活動をしたいと考えています。
エリアについては、中国で少しずつ高まっている当社コンテンツの認知度を生かし、シンガポールやフィリピンなど、アジアの新しい地域にも事業を拡大していきたいですね。それぞれの国で事情や条件が異なり、困難も多くありますが、一人でも多くのお客様にバンダイナムコアミューズメントの魅力を発信していきたいです。