2021年11月30日

『釣りスピリッツ』で届ける!子どもたちへの想い!

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マーケティング部  マーケティング1課

沼中香織KAORI NUMANAKA

【プロフィール】

2014年入社。大阪府内の店舗スタッフとして勤務後、入社3年目に本社へ異動となり、キャラポップストアの企画を担当。ぬいぐるみポシェット『ぬいポ』の企画を行い、企画の面白さを実感。2019年からはオペレーション部を経て、現在はマーケティング部に所属し、『釣りスピリッツ』等の企画・広報・マーケティングを中心に業務を行う。

実際に海や川に棲む魚や、ゲームオリジナルの魚など、約180種類以上の魚釣り体験ができるゲーム『釣りスピリッツ』。近年は筐体のみならず、家庭用ゲームソフトも発売され、子どもたちに人気を博しています。今回は、これまで釣りスピリッツに3年間携わり、先日実施された“ゲームに登場する魚が自宅まで届く“(漁の状況で魚の種類は変動)という『ぱくぱくキャンペーン』※を担当したマーケティング部の沼中香織さんにお話を伺います。

※『ばくぱくキャンペーン』はすでに終了しています。

今回、釣りスピリッツでは『ぱくぱくキャンペーン』を実施されましたが、きっかけを教えてください。

『ぱくぱくキャンペーン』を実施するきっかけは、「新しい切り口で釣りスピリッツを広めていけないか」という課題があったところ、代理店様からお声かけをいただいたことです。
釣りスピリッツはバンダイナムコアミューズメント初の“釣り”をモチーフにしたコンテンツです。主にお子様向けのコンテンツということもあり、近年の小学生の「なりたい職業ランキング」上位のYouTuberをヒントにYouTubeを活用するなど、お子様向けコンテンツならではのマーケティングを展開しています。
専門チャンネルでは釣りスピリッツの魅力を伝えるコンテンツを月に2回の頻度で発信しており、少しずつ認知も広まるなかで、さらに新規のお客様を増やしたいという思いもあり、今回キャンペーンを開催することを決めました。
当初、代理店様には今回のキャンペーンについて「サステナブル*1」や「SDGs*2」などをテーマにご提案をいただきました。お話をいただいた当初は、それらをどう釣りスピリッツと紐づけられるかのイメージが全く思い浮かばないときもありましたが、「ゲームで釣れた魚が、本当に自宅まで届いたら面白いのではないか」といった発想から、釣りスピリッツ担当チームの全員でどのように展開していくのが良いのか、お子様とその家族にどうやって知ってもらおうか話し合いを重ね、短い準備期間でしたが、多くの方のご協力のおかげで無事に実施することができました。

*1 sustainable:持続可能性。環境や社会、経済などが機能を失わずに続けていくことのできる、持続可能な発展を意味する。
*2 Sustainable Development Goalsの略。持続可能な社会の実現に向けて、17の目標と169のターゲットから構成された、2030年までの達成を掲げている国際的な開発目標。

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サステナブルがテーマとなっている今回のキャンペーンについて、込められた思いはありますか?

今回のキャンペーンは、釣りスピリッツでゲームをプレイしていただき、Twitterで応募すると離島の魚が自宅に届くというものです。
もちろん、ゲームとして楽しんでもらいたいという思いもありますが、実際に自宅に届く魚をきっかけに海の生物や環境に目を向けてもらう、というのがこのキャンペーンの狙いです。
例えば今、離島の海では漂着ごみが深刻化し自然環境が汚染されていたり、それに伴って生物が棲みかを失いつつあります。他にも、形やサイズが不揃いであったり、調理法があまり知られていないことを理由に、市場にほとんど出回らない魚もいて、総水揚げ量の約3割は廃棄されているという実態もあります。
これらはまさにサステナブルと繋がっています。届いた魚を通して、家族団らんの時間をそのような学びや、「今、海や魚の状況はこうだって…」と環境について考える時間にしてほしいと思っています。家族で調理して食べながら、会話を弾ませるシーンというのが、私たちが思い描いている理想です。
この『ぱくぱくキャンペーン』では、「楽しく・美味しく・学ぶ」といった一連を通して、最終的には将来を担うお子様たちが、もっと広い視野でサステナブルに対して関心を抱いてほしいという思いを持って実施してきました。

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釣りスピリッツのプロモーションにおいて、意識していることは何ですか?

釣りスピリッツのユーザーはお子様が多いからこそ、一番は「わかりやすさ」を意識しています。そのためには釣りスピリッツ自体のことはもちろん、そもそものプロモーションについても深く理解していないと魅力を伝えることは難しいです。だからこそ、毎日の業務のなかでも知識を取り入れることが本当に大切だと思っています。
本社部署へ異動して釣りスピリッツに携わってから3年が経ちますが、それまではプロモーションの経験も知識も全くなくて、積極的に先輩に教えていただいたり、セミナーを受けに行ったりもしました。今では釣りスピリッツ専門のYouTubeやPVも作成しているため、映像についても学んでいます。特に映像はたった数秒のなかで、いかに視聴者の気を惹けるか、内容の構成がとても重要であることを痛感しています。
この『ぱくぱくキャンペーン』では、私自身もサステナブルの理解に乏しかったため、まずはそこから勉強を始め、離島の漁師さんや新聞社の方にも現状の課題についてお話を伺いました。最終的にはYouTuberのカジサックさんご家族とコラボさせていただき、現地の方に伺った離島が抱える問題についてもサステナブル視点も踏まえながら発信いただきました。カジサックさんのお子様は実際に釣りスピリッツのゲームユーザーでもあり、体験者目線で発信していただいた動画は、今回のキャンペーンの意図にも合ったプロモーションとなりました。これには視聴者の方やユーザー様からの反響もあって嬉しかったです。
WEBサイトやPV、YouTubeなどプロモーションにおいて様々なツールを作っていますが、どのツールにおいても受取り手のことを考え、客観性を大切にしながら、釣りスピリッツの魅力をわかりやすく発信することを心がけています。

釣りスピリッツの可能性を広げるために、考えていることはありますか?

サステナブルをテーマに今回のキャンペーンをさせていただき、釣りスピリッツが学びに繋がるということを感じました。
今はまだ構想段階ですが、将来的には釣りスピリッツが教材の1つになれればと思っています。例えば、小学校へ訪問して海の生物を知ってもらったり、『ぱくぱくキャンペーン』と同じくサステナブルについて関心を持ってもらうために釣りスピリッツが活用されると嬉しいなと思います。

→ 後編は自身のキャリアについて伺いました。

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