2024年06月17日
人生や地域を彩る かけがえのない居場所をつくりたい
内藤 恒汰KOTA NAITO
【プロフィール】
2017年入社。茨城県『namco iiasつくば店』に勤めたあと、2018~2020年まで『トンデミ平和島』『トンデミ桑名』『トンデミ横須賀』と、各地の「トンデミ」を経験。2021年に施設営業推進部に異動してからも「トンデミ」の運営支援を担当し、現在はアクティビティ事業部 プロデュース2課に所属している。
入社以来施設ひとすじで、なかでも「トンデミ」の運営に長く携わってきた内藤さん後半では業務における強いこだわりや、リアルエンターテインメントの可能性を広げる大きな夢をお話しいただきました。
※内容は、2024年2月の取材をもとに構成されています。
仕事における内藤さんのこだわりを教えてください。
お客様との対話と、お客様起点の企画・施策立案に強いこだわりを持っています。特に店舗で勤務しているときには、お客様へのヒアリングや行動観察を通しての発見がたくさんありました。運営側の仮説に固執しすぎず、お客様が本当に求めていることを探ることで、期待を上回る施策やサービスを提供できると思います。
たとえばお客様に「今日はなぜトンデミに来られたのですか?」とお聞きすると、親子のお客様からは「子どもがスイミングスクールを頑張ったご褒美」というご回答があり、若者のグループからは「このあと別の場所に行くから、その前に短時間遊んでいる」というご回答がありました。これらは数値データからはなかなか見いだせない需要です。後者については、若者グループが前後で別の場所へ移動する場合が多いという調査結果から、関係部署や店舗と協力して、トンデミを組み込んだ1日のお出かけプランを打ち出し、利用数の増加につなげました。
お客様の声を丁寧にお聞きすることが、選ばれる店舗になるための一歩だという信念は今も変わっていません。
またお店の外でも、幅広くインプットして、迅速なアウトプットにつなげることを心がけています。
社内においてはスペシャリストの先輩や上司、後輩、他部署の仲間など、身近にいる多くの人から様々なことを学べますし、社外では通勤時間に本を読んだり、休日にテーマパークを訪れたり、新しいエンタメを体験したりしています。最近では、音楽ライブの舞台照明をみて思いつき、トンデミの夜間の照明演出に生かしたこともありました。
インプットの量が増えれば、アウトプットの量やバリエーションも増えていきますから、たえず吸収し、前向きに挑戦し続けることを大事にしています。何にでも興味を持ち、やってみようという好奇心や吸収力は、プロデューサー向きかもしれません。
施設プロデュース業務のやりがいを教えてください。
企画開発から戦略の策定、施策の立案、運営まですべてを一貫して行えることが、この仕事の魅力です。そのうえで、自分が携わる施設で、お客様に感動をご提供できることが最大のやりがいだと感じています。大人も子どももアクティビティに夢中になっている姿や、偶然に居合わせた周囲も巻き込んで応援したり、喜んだりしている様子をみると、つい感極まってしまいます。
個人的に最も心に残っているのは、トンデミをかけがえのない居場所として大切にして、何度も遊びにきてくださった親子のお客様です。当時ストアマネージャーだった私が別の店舗へ異動したあとも、そのお店に会いに来てくださり、非常に感激しました。お子様にとってもご両親にとっても、それらが楽しい思い出として長く心に残ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
今後の夢や目標を教えてください。
トンデミについては、魅力や認知度をさらに引き上げて、プールや遊園地と比肩する定番レジャーとなることが目標です。またそれに伴い、個人のみならず「うちの街にもトンデミが欲しい」と地域社会から求められる存在となり、住民の皆様の心身の成長や健康づくりに貢献したいです。実現すれば、今までにない唯一無二のテーマパークになれると思います。
またエンターテインメントの領域では、滞在型リゾート施設や、ユーザーと作り手が一体となるイベントを多く開発することで、リアルエンターテインメントの可能性そのものを広げ、全国各地から人が集まる場をつくりたいです。そしてゆくゆくは、それらを海外にも展開したいと考えています。