2025年02月07日
戦略課のグローバルな日常
WW ビジネスマネジメント部 戦略課 毛利
【プロフィール】
2016年入社後、2年ほどプロモーションに関する業務を担当したあと、2019年に海外事業に関わる部署に異動。現在はWWビジネスマネジメント部 戦略課で海外のグループ会社の経営サポートや、バンダイナムコアミューズメントが手がけるコンテンツの海外プロデュースなど幅広く携わる。
WW ビジネスマネジメント部 戦略課 劉
【プロフィール】
2024年入社。WWビジネスマネジメント部 戦略課に配属後、中国 上海にあるBANDAI NAMCO Amusement(SHANGHAI) CO., LTD.の経営サポートをメインに、3か国語にわたる語学力を駆使して活躍している。新卒新入社員と先輩がペアになる『バディ・サポーター制度』において、同じチームの毛利さんとバディを組んでいる。
世界各地のグループ会社と連携し、バンダイナムコアミューズメントが手がける施設や体験イベントなど、リアルエンターテインメントのコンテンツをグローバル展開しているWWビジネスマネジメント部。今回は、戦略課でリエゾン業務を担うお2人に、幅広い業務内容や職場の様子、また先輩が新入社員の業務やキャリアアップを支える『バディ・サポーター制度』への思いなどを伺いました。
※内容は、2024年10月の取材をもとに構成されています。
お2人の業務内容について教えてください。
毛利)戦略課はリエゾンとプロデュースの2つに分かれていて、私と劉さんはリエゾンのチームに所属し、担当会社をもっています。
私は香港にあるNamco Enterprises Asia Ltd.の担当で、現地法人の依頼や本社からの相談に基づいて、計数管理や報告、戦略や方針の策定サポートなどを行います。といっても1社だけをずっと見ているわけではなくて、たとえば四半期ごとにアジア地域の法人について一斉に報告する会議があるので、各地の情報を収集して資料にまとめます。地域全体を見渡しながら、週ごと、月ごと、 四半期ごとに必要な作業を行っているイメージです。
劉)私は中国にあるBANDAI NAMCO Amusement(SHANGHAI) CO. LTD.のリエゾンを、先輩とともに担当しています。最近は日本国内への視察のアテンド依頼が増えています。視察先の店舗に私の同期が勤務していることがあるのですが、そんなときに「素晴らしい店舗だった、参考になった」と感想をもらえると誇らしく感じます。
ほかにも海外子会社に関連するライセンス業務や現地での業務サポートなど、本当に業務の幅が広いです。今後、企画や販売に携わる場合に備えて「B2B(Business to Businessの略で、企業(法人)間から企業(法人)への企業間取引のこと。)」の講習を受けました。自分にできることを増やして、中国エリアの力になれたら嬉しいです。
毛利)劉さんが紹介してくれたことのほか、私は当社が手がけるコンテンツの海外プロデュースもしています。
どの業務にも共通していますが、「日本のスタンダード」を海外へ展開しようとしても、相手の国にはまったく別のスタンダードがあり、どちらが“良い”のかなどと比較はできません。調整を繰り返してゴールまで辿り着くのが一番大変なところだし、この仕事の醍醐味だよね。
劉)課内で世界各地の情報がシェアされるのは壮大で面白く、いろいろな国や文化に触れて仕事ができるのは、大きなやりがいです。

毛利さんがバディとして心がけていることはありますか。
また、劉さんからみて、職場の雰囲気はいかがですか。
毛利)バディに限ったことではありませんが、フラットにコミュニケーションをとることにこだわっています。たとえば上下関係が強すぎると、本来生まれるはずだったアイデアや議論が埋もれてしまいます。私は劉さんがもっている意見をぜひ聞きたいので、「どうしたい?」「なぜそう思ったの?」とまずはしっかりと聞き出して、一緒に考えるという姿勢を大切にしています。
劉)毛利さんの接し方や、皆さんの手厚いサポートは、日頃から感じています! 私は人見知りなのですが、この職場でそれを感じることはありません。たとえば会議で発言すると、メンバーの皆さんがいつも前向きに受け止めて一緒にブラッシュアップしてくれるので、本当に勉強になるし、ありがたいです。
今後の夢や目標を教えてください。
毛利)海外を拠点にバンダイナムコグループが発信するIP※、特に日本IPの拡大を行うことが大きな夢です。
私はさまざまな国の文化が交わる家庭で育ち、家族の公用語も英語だったため、幼少期から海外への親しみと興味をもっていました。加えて、アニメやマンガが大好きだったことから、入社した経緯があります。
日本発のIPは今や世界中に広がっている一方、グッズやイベントといったものは、日本国内に比べるとまだまだ多くはありません。魅力的なグッズがお店で気軽に手に入るとか、ファンが集まって盛り上がれるイベントに参加できるとか、「好き!」を楽しめる場所や機会を海外にもどんどん作って増やしていきたいです。
劉)私は直近で、幼いころから大好きなIPのイベントに関わることが決まり、とても気合が入っています!作品やキャラクターの魅力を余すことなく伝えるべく、全力で取り組みます。
そして将来は、リアルエンターテインメントの「場」を提案し、世界中に届けたいと考えています。“興味は一番の先生”なので、私自身がアニメやマンガから日本語を学んだように、大好きなものと一緒に豊かな学びを得られるエンターテインメントが実現できたら嬉しいです。
毛利)現状は、日本で企画したコンテンツを海外へ“持っていく”スタイルだけれど、ローカライズの時間もお金もかかってしまう。現地発で、そういったオリジナルの施設やイベントを提供できたら、新たな観点でお客様に喜んでもらえるコンテンツになりそうだよね。

最後に、お互いへのメッセージをお願いします。
劉)ぜひ言わせてほしいのですが、バディが毛利さんですごく心から感謝しています!
1年目なので毎日が挑戦の連続ですが、毛利さんをはじめとした先輩の皆さんがとても親切なので不安はなく、やりがいを感じながら働けています。いつも本当にありがとうございます。
毛利)ありがとう! 私も、劉さんには感謝ばっかりだよ。幅広い業務をこなしていることはもちろん、使命感を持ちながらも楽しんで仕事をしている姿に「もっと頑張ろう!」と刺激をもらえる、大事な存在です。
劉)ありがとうございます、今後もよろしくお願いします!
*IP:Intellectual Property の略。キャラクターなどの知的財産のことを指します。
