2024年04月22日
遊び体験は世代を超える
藤平 果蓮KAREN FUJIHIRA
【プロフィール】
2019年入社。茨城県『namco iiasつくば店』、埼玉県『namcoイオンレイクタウン店』を経て、2021年にアクティビティ施設『VS PARK イオンレイクタウンmori店』で、副店長として新店舗のオープンに携わる。2022年に屋内型スポーツ施設『トンデミ幕張』のストアマネージャー、現在は『トンデミ平和島』のストアマネージャーを務めている。
入社以来、施設でのお客様との接点にこだわりをもち、入社3年目には新店舗のオープンにも関わった藤平さん。現在ストアマネージャーを務める『トンデミ平和島』はスタッフが70名を超える大型店舗であり、日々、店舗運営とマネジメントに奮闘しています。前半では店舗の特徴や取り組み、ストアマネージャーの業務内容についてお聞きしました。
※内容は、2023年10月の取材をもとに構成されています。
これまでのキャリアを教えてください。
2019年の入社から現在まで、各地の『namco』『VS PARK』『トンデミ』で運営に携わり、経験を重ねてきました。
特に印象に残っているのは、入社3年目でVS PARKの新規オープンに携わったことです。当時、全国に3店舗あったVS PARKをストアマネージャーとともにまわり研修を受けました。自身の店舗に戻ってからは、設備の準備と並行してオープニングスタッフの面接を重ね、最終的に採用が決まったスタッフの方々に、今度は講師側として研修を実施しました。吸収したノウハウを店舗に浸透させるスピード感や、仲間とともに1からお店をつくり上げていく過程には、学びや発見が多くありました。
スタッフの方々とのコミュニケーションで心がけていることを教えてください。
主に2つあります。1つは、常に相手の考え方や気持ちを想像し、意見を受けとめることです。これまで担当してきた店舗には、長く勤務しているベテランスタッフさんがたくさんいました。お客様に寄り添うことで培われた感覚は大切な財産ですから、積極的に意見を聞き、施策に取り入れました。そして、立てた施策については、メンバー一人ひとりに背景や目的まで丁寧に伝えます。目標に向かって、誰もが主体的に取り組める環境が、魅力あるお店づくりにつながります。
2つめは、積極的に挨拶をしたり、感謝を伝えたりすることです。特別なことではなく“当たり前の気持ちを、当たり前に伝える”ということですが、活発に声かけをすることで自然に距離が縮まり、1つめに挙げたような、主体的な意見がどんどん出てくる文化をつくります。
最近では、お客様から嬉しい言葉をいただいたら、それを共有してもらうという取り組みも行っています。自分にとってハッピーな出来事を、誰かに伝える機会って、実はあまりありませんよね。気兼ねなく語れる場をつくることで、お客様の喜びは、本人はもちろん、私にとってもモチベーションになります。
ストアマネージャーのやりがいを教えてください。
まずは何よりも、お客様の存在です。受付で「今日を楽しみにしてたんだ!」と目を輝かせるお子様が、苦戦していたアクティビティを何度目かのチャレンジで成功させ、ご家族やスタッフも一緒になって歓声を上げる。成長を見守り、応援し、心が浮き立つようなその瞬間は、かけがえのない時間です。
そして、スタッフ皆さんの存在です。働く側が生き生きとして、お客様にも喜んでいただけるというのが、私がつくりたい施設の姿です。特にストアマネージャーに着任してから、スタッフの皆さんがフロアで元気に接客している姿や、笑顔を交わしている様子をみると、やりがいを感じるとともに、気が引き締まります。
今後の夢や目標を教えてください。
お子様が主役となる、これまでにない施設を企画し、実現させるのが夢です。 子どもの頃にいろいろな遊びを経験し、楽しい思い出をもつことは、人の成長過程に欠かせないものだと考えています。そこで、遊びと知育を融合し、五感をフル活用して、楽しみながら学びも得ることができる場所をつくりたいです。そして大人になってからも、「あの場所があってよかった」「出会えてよかった」と感じられる、親子が思い出を共有できる場所にしたいです。
いつか私がつくった施設に自分の子どもを招待し、「お母さんがここをつくったんだよ!」なんて自慢できたら最高ですね。私の夢の実現が、世代をつなぎ、少しでも社会に貢献できたら嬉しいです。