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開発者インタビュー


 
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■アメリカ取材─ドライレイク編─
ドライレイク編/ デンバー編 /グレンヘレン編

 
96年5月。初夏のアメリカ、カリフォルニアを中心にプロジェクトのスタッフが取材を行った。

 
どういう部分で製品に活かせました?
 

 
ドライレイクがまっ平らっていうのはちょっと驚異的だったなってのがあるけど。
 

 
ぜんぜん振動がないっすもんね。アスファルトよりも振動がない。
 

 
そうなんですか?ひび割れとかなんかありそうじゃ?
 

 
いや、そう思うやん?だけど全然ないのよ。タイヤに伝わってこない。
だから音がほんとエンジン音しか聞こえない。

 

 
こけたら死にます?
 

 
いや、こけたら死ぬよ(笑)。
 

 
だって土の上なのにブラックマークつくんだもん(笑)。
 

 
すっごい広いんですよね?
 

 
むちゃくちゃ広い。
ドライレイク 見えますか?真ん中の黒い点がバイクです

 

 
じゃ、たとえば遠くの方行ってガソリン無くなったら、帰ってこれへんとか?
 

 
迷ったら助けに来てくれますもんね。
 

 
後ろ2台がIZA、Oh!組で、前の2台がどんどん行っちゃって、この2台がどんどん遅れるようになって「やべやべやべ!煙しか見えないよ!」ってたら見えなくなっちゃって(笑)
で、二人で停めて「どうする?IZAくん」「じっとしてましょう。動くとまずいから。」(笑)

 

 
方向とかも分からなくなるくらい?
 

 
だって景色みんな一緒なんだもん。
 

 
俺そんな状況で初めて乗って1人で放り出された(笑)
で、溝があって、その両側にタイヤがまたがってたわけよ。足つかへんからさ。
「あっ止まってもうた!」スタックして止まって、足がつかへんからバイク倒れるやん。
ほなもうかぶってもうてエンジンかからへん(笑)。
"ヒュー"ってエンジン音はどんどん小さくなる(一同爆笑)。

 

 
小さくなるけど遠くまでよく聞こえるんだよね。なんにも無いから。
 

 
いやほんとにタイヤが巻き上げる砂煙が見えてて、煙だけ見えてる頃はまだ安心出来たんですよね。
そのうちその煙もほんとに見えなくなって、止まると「シ〜〜ン」(笑)で、暑いの(笑)。

 

 
あんな環境無いですよね。でも他に音がしないから。あそこで音取れば良かった(笑)。
 

 
気温は43度だし。
 

 
水採んなきゃまずいからっつって、もちろんジュースとか持ってきてくれてるんだけど。冷蔵庫みたいなクーラーボックスでね。
その中にぜーんぶ氷がバーっと一杯入ってて、なんか数えられないくらいジュースが一杯入ってて、で真っ赤とか真っ黄色の毒水みたいなのが(一同爆笑)。
ドライレイク ドライレイクキャンプにて

 

 
なんか、博士の実験用みたいな(一同爆笑)。
 

 
ラベルにさ、「ナチュラル」って書いてなかった?(笑)
 

 
書いてあった書いてあった(笑)。
 

 
ドライレイクっていう発想とかもともとあんまり日本にいると考えられないけども、質感とか写真で見るともっとガタガタしてる様に見えるけど全然違うとか。
色とかもこんなに白いんやとか。ドライレイクからあがったところで土が盛り上がっているところなんかほんとに干上がってるんじゃなくて風で研磨されている感じとか。
だからわりかしドライレイク終るとちょっとサラサラの砂で、そっからまた土に戻って次は岩になってたりするとか、そういう地形上のことはやっぱり行ってみないとわからない。想像できないですね。

 

 
ドライレイク編/ デンバー編 /グレンヘレン編