トヨタのフラッグシップモデル。3リッター直列6気筒から発せられる強力なトルクと安定感のあるワイドボディで低速域から超高速域まで安定した性能を発揮する。多少フロントヘビーな重量配分から来るコーナーリングのくせはあるが、湾岸線で1,2を争うハイスピードマシンの1台だ。

かつてグループAでレース、ラリーに参加していた70型スープラの最終型。当時トヨタのスペシャリティーカートヨタのフラッグシップモデル。チェイサーと同じ2.5リッター直列6気筒は馬力、トルク共に当時のトヨタ車の中でトップクラスの性能を発揮する。比較的大柄なボディはやはり湾岸線の最高速向き。

量産車では珍しいミッドシップレイアウト。レーシングカーの基本とも言えるミッドシップレイアウトを採用していることで基本的なシャシー性能は高い。市販車のタイヤ幅の制約によりリアが若干ナーバスな動きを見せることもあるが、そのスリリングな操縦性を乗りこなすとドライビングハイな状態が体感できることだろう。

上級サルーンカーでありながら高い動力性能を持つ。大柄なボディから乗りこなすには難しそうな印象を受けるがFRレイアウト+4ドアのオーソドックスな構成によりハンドリングは良好。4ドア好きな方にお勧めだ。