第5回2010.3.31
『湾岸マキシ』シリーズ愛好者のお歴々、ご機嫌麗しゅう!
『湾岸マキシ3DX PLUS』から『湾岸マキシ』ライフをスタートさせた皆様、ようこそ!
今後も『湾岸マキシ3DX PLUS・未来研通信』をよろしくお願いいたします!
あ、申し遅れましたね。
私の名はジュリア・アービング。
その筋では『ドクター・J』の異名を取る敏腕ネゴシエーター。
ネゴシエーターって名乗ってるけど、仕事は交渉事以外の多岐にわたる。
まあ平たく言うと“何でも屋”ってところかな。
……で、今回のこの『湾岸マキシ3DX PLUS・未来研通信 第5回』なんですけど。
実は前作『湾岸マキシ3DX・未来研通信 第60回』の続きだったりして。
意味深(?)な次回予告なんて書いてくれちゃって、後始末する私の身にもなって欲しいよ全く。
で、ナンだっけ??
あ、そうそう、『サンデラプラス』の開発中から消息を絶ってしまっていたデザイン・スタッフのフクスケ。
こいつが福岡に居るってんで、探しに来たんだよ私。
その時の話を報告するですよ今回は!
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ジュリア:
ここがウワサの福岡都市高速か。
事前の情報通り、上ったり下ったりが忙しい感じだな~。
ペーパードライバーにはキッツい~。
ここらで高速降りて、休憩するかな!
ジュリア:
ん、こんなところに焼き鳥屋が。 お、あそこに見える人影……?
あっ!?
キサマはっ!!
キサマと呼ばれた人物:
あ、ジュリアさんじゃないですか。
久しぶりっす。
どーしてここに?
ジュリア:
フクスケー!
アンタこそ何してんだよこんなところで!
私は依頼を受けてアンタを探しに来たんだよっ!
フクスケ:
ほ、マジっすか。
って事は、そろそろ帰っても良いのかな、東京に。
ジュリア:
「帰っても良いのかな」??
それってどーいう事??
フクスケ:
あれ、やだなあ、聞いてないんですか?
去年の春頃、ボクも福岡の取材に参加していたんですけど、ボクだけ「課題」が終わってないんで、こうして今も福岡居るってわけなんですよ。
って事はジュリアさん、『湾岸マキシ』開発チームの"⁞取材方法"ってご存知無いですか??
ジュリア:
うん、知らない。
え、だって"取材"ってそんな特殊な事するの??
フクスケ:
うーん、いや最初はごく普通の取材なんですよ。
レンタカー借りて、ビデオ撮影したりデジカメで資料写真を撮ったり……。
(この時点でけっこうアヤシイ感じはするけど)
問題は取材の後半なんです。
『湾岸マキシ』開発チームのポリシーとして、コースを作るのに、「コースは身体で覚えておけ」ってのがあるらしいんです。
取材後半は、参加した各人がそれぞれにレンタカーを借りて……徹底的にコースを走りこむって課題が課せられるんですよ。
今回の福岡都市高速では、【月隈から福重の区間を1000回往復せよ】って課題が出されました。
ジュリア:
(……絶句)
フクスケ:
取材に同行したマエダPとタケナカさんは3日で達成、テツオDXさんもそれから数時間遅れでクリア。
ボクだけが何ヶ月もかかって未だノルマ達成出来てないんで……。
いやもう、正直ツラいどころじゃないっすよ。
福岡都市高速だって料金タダじゃないし、ガソリン代もかかるし、そもそもレンタカーの代金もあるし……。
ぐすっ。
ジュリア:
いや、泣くなよ……。
(でも、さすがにこれは同情せざるえないなしっかし)
フクスケ:
早々に小遣いが尽きたんで、この焼き鳥屋でバイトしながら延々と福岡都市高速を走る毎日……。
ツラかったっす。
でもねジュリアさん、おかげでボク、焼き鳥屋の仕事も楽しいと思えるようになってきたんですよ。
ジュリア:
……は??
フクスケ:
もうこのまま、焼き鳥屋でバイトを続けるのも良いかなーて。
福岡で焼き鳥屋やって暮らしていくのが、自分にとって一番幸せなんじゃないのかな? なんて。
福岡って食べ物は美味しいし、夜景はキレイだし、美人も多いし……。
そして将来はここ福岡で、自分の焼き鳥屋を始める……なんてささやかな夢が芽生えたりして……。
いやー夢を持つって大事な事ですよね!
ジュリアさんの夢って何ですか? やっぱr (略
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数日後、品川の未来研究所では、『湾岸マキシ3DX PLUS』の筐体に座り、延々と福岡都市高速コースを走るフクスケの姿があった。
目の下にクマを作り、うわ言で
「これで986往復……あれ、886だったかな? あ、お金無くなった……」
と呟くその顔は憔悴しきっていた。。。
(注:画像はフィクションです)
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皆様こんにちは。
デザイナーのジュフクです。
さすがに1000回往復はウソ(?)ですが、福岡都市高速を知るために、何十回と往復したのは本当です!
(もちろん安全運転ですよー)
もしかしたら今でも、料金所のおじさんは我々の顔を覚えているのでは……?
それはさておき。
福岡都市高速の特徴であるアップダウンの激しさはモチロンのこと、福岡という都市からイメージされる華やかさ、夜景の美しさを再現すべく、スタッフ一同気合入れました。
『湾岸マキシ』シリーズ初の下道走行等、楽しんでいただけるよう色々と工夫を凝らしております。
他のコース同様、末永く楽しんでください!