Vampire Night STAGE

Chapter1「緋雪前奏曲」 Chapter2「剣舞奏鳴曲」 Chapter3「焔炎狂詩曲」
Chapter4「幻影協奏曲」 Chapter5「氷情夜想曲」 Chapter6「月夜交響曲」ヴァンパイア・ナイト

“死は平等に訪れる…”
いにしえから伝わる理(ことわり)、その理を翻すモノ…
歴史は繰り返され…世に狂気と混乱をもたらす
遥かなる時を経て蘇りし、闇の血族ヴァンパイア…
人は人知を超越したその圧倒的な力の前に、ただ空を見上げるばかりであった…

時の呪縛から解き放たれたモノ…
与えられしものは不死者として生き続けなければならない宿命…たとえそれを望まぬとしても…
悠久ともいえる時の中で、幾度となく迷い導かれた想い…
一つのモノはやがて二つの影を生み出していく…

死を司るヴァンパイアハンター…古き時より言い伝えられしモノ…
時代の陰に生き、闇を狩り、呪われた宿命を背負った二人…「ミシェル」と「アルベール」
秘められし力は、魔を封じ、恐怖を打ち砕き、全ての悲しみを無に還す
ヴァンパイアハンターとして生まれ呪われし宿命から解き放たれた時、二人の影は一つになり、
永き時代からの運命に終止符を打つと伝えられている…
ヨーロッパのとある地方で語り継がれているという一つの叙事詩
「時の葬列を叫ぶモノが現われし時…
天は鳴き、月は落ち、闇は引き裂かれ、全てが美しく燃え上がる
白い大地は緋く染まり、不死者は闇と歓喜の再会を果たすだろう…
生まれ変わるために葬列はさ迷い続け
互いの影を重ね合わせるように、闇は不死者を飲み込んでゆく…
最後の瞬間に永遠なるモノと成すために…」

さびついた時計が動き出すように、今再び繰り返される戦い
永き旅路の果てに待ち受ける滅びの調べ
総ての呪縛を解き放つために動き出したヴァンパイアハンター
「お前を感じる…お前が解る…お前の望み…かなえてやろう…」
闇と陰が交錯する夜、自らの定めに従い待ち受けるヴァンパイア
「決着をつけようではないか…どちらが生きるべきか…死ぬべきか…」

二つの影が同じ死の匂いに包まれていき、やがて一つの月光に導かれていく
乱舞する雪は、300年前の戦いにも似て…