“死は平等に訪れる…” いにしえから伝わる理(ことわり)、その理を翻すモノ… 歴史は繰り返され…世に狂気と混乱をもたらす 遥かなる時を経て蘇りし、闇の血族ヴァンパイア… 人は人知を超越したその圧倒的な力の前に、ただ空を見上げるばかりであった… 時の呪縛から解き放たれたモノ… 与えられしものは不死者として生き続けなければならない宿命…たとえそれを望まぬとしても… 悠久ともいえる時の中で、幾度となく迷い導かれた想い… 一つのモノはやがて二つの影を生み出していく… 死を司るヴァンパイアハンター…古き時より言い伝えられしモノ… 時代の陰に生き、闇を狩り、呪われた宿命を背負った二人…「ミシェル」と「アルベール」 秘められし力は、魔を封じ、恐怖を打ち砕き、全ての悲しみを無に還す ヴァンパイアハンターとして生まれ呪われし宿命から解き放たれた時、二人の影は一つになり、 永き時代からの運命に終止符を打つと伝えられている… |
ヨーロッパのとある地方で語り継がれているという一つの叙事詩 「時の葬列を叫ぶモノが現われし時… 天は鳴き、月は落ち、闇は引き裂かれ、全てが美しく燃え上がる 白い大地は緋く染まり、不死者は闇と歓喜の再会を果たすだろう… 生まれ変わるために葬列はさ迷い続け 互いの影を重ね合わせるように、闇は不死者を飲み込んでゆく… 最後の瞬間に永遠なるモノと成すために…」 さびついた時計が動き出すように、今再び繰り返される戦い 永き旅路の果てに待ち受ける滅びの調べ 総ての呪縛を解き放つために動き出したヴァンパイアハンター 「お前を感じる…お前が解る…お前の望み…かなえてやろう…」 闇と陰が交錯する夜、自らの定めに従い待ち受けるヴァンパイア 「決着をつけようではないか…どちらが生きるべきか…死ぬべきか…」 二つの影が同じ死の匂いに包まれていき、やがて一つの月光に導かれていく 乱舞する雪は、300年前の戦いにも似て… |