雲のごとく自由気ままな旅を続ける琉球王国の海賊マキシ。インドの港で、彼は義兄弟のキャンに留守を任せて夜の街に繰り出した。 ちょうどそのころ、西への脚を得るためインドまで出てきていたキリクは、港に停泊していたマキシの船に目を付けた。 「いい目をしてるねぇ。あんた気に入ったぜ。兄貴には俺から頼んでやるよ。」 キャンに気に入られたキリクは、マキシの帰りを船で待つことにした。 しばらくすると空の雲が濁り始め、強い風が吹き出すやいなや、彼方にあったはずの雷雲と共に怪しげな船が近づいてきた。マキシの船に横付けするや、突然瞳に輝きのないバケモノの群れが乗り込んできてキリクを襲った。激しく降る雨の中、キリクは訳も分からず滅法棍を持って応戦するが、マキシの子分たちは皆バケモノ達の刃に倒れていった。そこへマキシが戻って来た! 「てめえら‥‥‥覚悟しやがれ!」 マキシとキリクは、たった2人でバケモノと闘い、群れを撃退した。しかし、大きな斧を持った大男〜アスタロスが、キャンに致命傷を負わせ、去り際にキリクから末法鏡を外してしまったのである。理性を失ったキリクが、マキシを襲う。寸でのところで末法鏡を元どおりにしたやった途端、キリクは気を失って倒れた。 「兄貴‥‥‥キリクを西へ連れて行ってやってくれ。そして、その目で世界を見てきてくれよ。俺たちの代わりに‥‥‥」 そう言ってキャンは息を引き取った。 一瞬にして全てを失ってしまったマキシは、キャンの遺言通りキリクと共に旅をすること、そしてアスタロスへの復讐を誓いながら、沈んだ船の向こうの水平線を見つめた。 |
Kilik | Xianghua | Maxi | Mitsurugi | Taki |
Voldo | Sophitia | Nightmare | Astaroth | Ivy |
Hwang Sung Kyung | Yoshimitsu | Lizardman | Siegfried |
Rock | Seung Mi Na | Edge Master |