高村 真理絵(マリエル)「写真撮影会」

○月×日 快晴。
ウチの撮影した学園美少女生写真シリーズの売り上げも絶好調(^-^)/

今日は、さらなる売り上げアップを目指して学園一のメガネっ娘美少女(笑)をラインナップに加えるべく撮影会を敢行!

これで、全国一千万のメガネっ娘FANの心はイチコロやね!
へへへっ!


主人公 「・・・で」
マリエル 「なんや?」
主人公 「なんで・・俺が、お前を撮影しなくちゃなんないわけ?」
マリエル 「ナニ言うてんねん・・・当然やろ?もともと、あんたがウチの写真売って欲しいって言い出したんが始まりなんやから・・」
主人公 「はぁ???・・あ・・あのなぁ・・俺はただ『自分の写真は売らないのか』ってちょっと聞いただけで・・・」
マリエル 「またまた〜、ホントはメガネっ娘大好きのくせに〜!そんなに照れんでもええやんか〜!(つんつん)」
主人公 「だから、違うっての!・・・大体、自分の写真くらいセルフタイマーで撮ればいいだろ?」
マリエル 「タイマー?あ〜、アカンアカン!生写真は愛が重要やねん!」
主人公 「は?」
マリエル 「撮影者に被写体への愛が溢れてへんと、萌え萌えな写真は撮れへんのや・・・わかるか〜?」
主人公 「・・も・・もえもえ?・・・???」
マリエル 「だからウチの撮影は、メガネっ娘マニアのあんたに任すんがベストってわけや!まさに論理的帰結っちゅうやつやね・・・うんうん」
主人公 「・・・誰がマニアだ・・・勝手に納得すんなっつ〜の」
マリエル 「へへへっ!え〜から、え〜から・・・さ、はよ撮って〜な!」
主人公 「はぁ〜・・・ったく、しゃ〜ね〜なぁ・・・じゃ、撮るぞ〜・・・」
マリエル 「・・・ウフン」
主人公 「(カシャッ)・・・ほれ、撮ったぞ。コレでいいんだろ?」
マリエル 「なに言うてんねん・・まだ一枚しか撮ってへんやんか。今ポーズもちゃんと取れてへんかったし・・・」
主人公 「『一枚しか』って・・・一体何枚撮ればいいわけ?」
マリエル 「そやな〜・・・フィルム2〜3本ってとこやろか」
主人公 「ええ〜っ!?」
マリエル 「さ、どんどん行くで〜!メガネっ娘美少女マリエルちゃんの魅力全開や!」
主人公 「うひ〜」

***
マリエル 「・・ほな、このくらいにしとこか?」
主人公 「・・・ふぅ〜・・・やっと終わった・・・」
マリエル 「お疲れさん!・・・あ、せや!ウチ、お弁当におにぎり持ってきてん・・・あんたも食べへん?」
主人公 「おにぎり?・・(って・・遠足かい)・・あ・・ああ、じゃあ貰おうかな・・」
マリエル 「ちょっと待ってや〜・・・(ゴソゴソ)」
主人公 「しっかし・・・なんか、撮影慣れしてる感じだよな〜、お前・・・ポーズとか取っちゃってさ〜」
マリエル 「へへへっ!まあな〜!」
主人公 「・・・ちょっと気持ち悪かったけど・・・」
マリエル 「ん?なんかゆうたか?」
主人公 「いや〜、別に・・はは・・・(グウ〜)・・あ・・」
マリエル 「へへへっ!・・・はい!ちゃんと手拭いてから食べや」
主人公 「・・・これ、高村が作ったの?」
マリエル 「『マリエルちゃん』や!・・・コホン、当たり前やがな・・こう見えてもウチ、料理得意やねんで」
主人公 「ふ〜ん・・・ちょっと意外だな〜」
マリエル 「意外とは失礼やな〜!ま、え〜からはよ食べや!ウチ、先いただくで〜・・・(パク)」
主人公 「・・・・・」
マリエル 「うん、うまい!ウチ、おにぎり大好きやねん!へへへっ・・(パク)」
主人公 「・・・・・(カシャッ!)」
マリエル 「んぐっ?・・・な・・・なにすんねん!急に!」
主人公 「いやぁ・・フィルム余ってたからさ・・」
マリエル 「もぉ〜!撮るんなら、ちゃんと可愛くしてるとこ写してや!こんな、おにぎり食べてるとこやなくて・・・」
主人公 「でも・・・・俺は好きだけどなぁ・・こういうの」
マリエル 「・・・え?」
主人公 「あ、いや・・・だから、変にポーズとか取ってるんじゃなくて、自然な方がいいかな〜・・な〜んて・・・」
マリエル 「(カアッ)・・コホン・・・ま、あんたが好きなんやったら別にええけど〜・・・」
主人公 「は・・はは・・(なんか、妙な空気になっちゃったな・・・)」
マリエル 「あ、せや・・・写真のできあがりはあさっての予定やねんけど・・」
主人公 「へ〜・・・そりゃ楽しみ・・(でもないけど)・・」
マリエル 「撮って貰ったお礼に・・特別に1枚100円にしといたるわ」
主人公 「・・・って・・・金とんのかよ!」
マリエル 「当ったり前やがな〜・・・へへへっ!」