神崎 未来(ミク)「クリスマス・スキー」

○月×日 はれ。
クリスマスイブ。
今日は、××くんとスキーに行きました。

××くんったら、私が初心者なのを知っててからかうんだもん。
ひっどーい。
ま、スキー教えてくれたから許してあげたけど・・・うふふっ。

でも、やっぱり日帰りって短いなぁ。
次は泊まりで行きたいな・・・。


ミク 「よ・・・・(へろへろ~)」
主人公 「お、だいぶ滑れるようになってきたじゃんか」
ミク 「でしょお!(へろ~)」
主人公 「あ・・ちゃんと前見てないと・・」
ミク 「へ?・・・わわ!・・・(ツルッ・・・ドシン!)」
主人公 「ほら、言わんこっちゃない・・・くすくす」
ミク 「もぉ・・・」

ミク 「・・・ふぅ~・・・疲れたぁ」
主人公 「転ぶのに?」
ミク 「もぉ・・ひっど~い」
主人公 「ははっ、冗談冗談!最後は結構滑れるようになってたじゃない」
ミク 「えへん!才能あるでしょ?」
主人公 「ま、先生がいいからな~」
ミク 「なによそれぇ・・・ヤな感じ~」
主人公 「ふふっ!」
ミク 「・・・くすっ!」
主人公 「楽しかったなぁ・・・今日」
ミク 「・・・うん」
主人公 「・・・・・」
ミク 「もう・・・帰らなくちゃいけないんだよね・・・」
主人公 「・・・早いよな・・・一日って」
ミク 「・・・私・・・・・まだ・・帰りたくないな・・・」
主人公 「えっ?(ドキッ!)」
ミク 「あ・・(カアッ)・・ほ・・ほら、せっかくスキーうまくなってきたのに、もう帰るなんて・・もったいないって言うか・・・(アセアセ)」
主人公 「う・・うん・・・そうだね・・・(ドキドキ)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「(ゴクリ)・・・・・泊まってく?」
ミク 「(ドキッ!)・・・えっ!?」
主人公 「あ・・・いや、その・・・じょ・・冗談冗談!ちょっと言ってみただけだから!」
ミク 「も・・もぉ!」
主人公 「は・・はは・・」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・・」
ミク 「・・部屋・・・空いてるのかな」
主人公 「(ギクッ!)・・・えっ!?」
ミク 「あ・・・ちょ・・ちょっと、気になっただけで・・・別に空いてたからどうって訳じゃないんだけど・・・(アセアセ)」
主人公 「そ・・そっか!そうだよな!ははっ!」
ミク 「・・・・・(ドキドキ)」
主人公 「・・お・・俺、ちょっとトイレ行ってくらぁ・・・コホン・・・そうだ、ついでにフロントで・・部屋空いてるかどうか、聞いてみようかな・・・」
ミク 「(ドキッ!)・・・ええっ!?」
主人公 「あ・・あくまで、ついでに・・情報として・・ね・・」
ミク 「そ・・そう・・(ドキドキ)」
主人公 「じゃ・・じゃあ・・・」
ミク 「う・・うん・・・」

ミク 「・・・・(ドキドキ)」
主人公 「・・・ただいま」」
ミク 「(ビクッ)・・・どう・・だった?」
主人公 「・・・満室だって・・・(ショボン)」
ミク 「・・そ・・そう・・(ホッ)」
主人公 「・・・なにしろクリスマスイブだもんな~」
ミク 「そうよね・・・クリスマスイブなんだもん、当然カップルでいっぱい・・・」
主人公 「(ドキッ)・・カップル・・」
ミク 「あ・・・」
主人公 「・・・・・」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・さっきから・・・なんか、バカみたいじゃない?俺達」
ミク 「・・・うん・・そうかも・・・」
主人公 「・・・ぷっ」
ミク 「くすくすっ!」
主人公 「はははっ!・・・・・さ~てと!じゃ、そろそろ帰ろっか?」
ミク 「うん!・・・あ、××くん・・・」
主人公 「え?・・なに?」
ミク 「・・・メリークリスマス!」
主人公 「・・・メリークリスマス!」