神崎 未来(ミク)「夏祭りの夜」

○月×日 くもりのちはれ。
今日は、××くんと神社のお祭りに行きました。

やっぱり、お祭りはいいなぁ。
楽しくって・・・キラキラしてて・・・。
でも、今年は縁日で買い過ぎちゃったかも・・・ちょっと失敗。

・・・また来年も××くんと来れたらいいのにな。


ミク 「ふう・・・」
主人公 「・・・疲れた?」
ミク 「え?あ・・ううん・・・ただ、ちょっと・・・」
主人公 「あ、さては食い過ぎだな〜?」
ミク 「(ギクッ)・・・」
主人公 「ま、あんだけ食べりゃ当然か・・・しっかし意外だな〜、神崎さんがこんなに食いしん坊だったなんて・・・」
ミク 「(カアッ)も・・もぉ・・いじわる!」
主人公 「ははは、ゴメンゴメン・・・じゃ、ちょっと休憩しようか?」
ミク 「・・う・・うん」

主人公 「・・・この辺は静かだね」
ミク 「・・・うん」
主人公 「楽しかった?・・お祭り」
ミク 「うん、とっても」
主人公 「俺は、射的でぬいぐるみを取ってあげられなかったのが心残りでさぁ・・・」
ミク 「くすっ・・・あれは絶対無理だってば」
主人公 「ちぇっ、取れもしないもの置きやがってさ・・・ずるいよな〜」
ミク 「いいじゃない別に・・楽しかったんだから」
主人公 「まあ・・・ね」
ミク 「でしょ・・・うふふっ」
主人公 「(ドキッ)・・・・・」
ミク 「ふぅ・・・風が気持ちいい・・・」
主人公 「・・・・(色っぽいな・・・浴衣って)」
ミク 「・・・静かだね」
主人公 「う・・うん・・・(神社裏で二人っきり・・・)」
ミク 「・・・心残り・・か・・・(チラッ)」
主人公 「・・・・(このシチュエーション・・マンガなんかで、よく・・キ・・キスとかしちゃうパターンだよな)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・(ドキドキ)」
ミク 「・・・・あの・・」
主人公 「(ドキッ)・・・え?」
ミク 「(カアッ)・・う・・ううん・・・やっぱりいい」
主人公 「・・・・(こ・・これは・・・もしかして・・キ・・キスして欲しいんじゃ・・・)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・今・・・何考えてるか・・・当ててみようか?」
ミク 「・・・え?(カアッ)」
主人公 「・・・・(ドキドキ)」
ミク 「・・・・(ドキドキ)」
主人公 「(ま・・まちがいない・・)・・・多分・・・俺と同じ事・・・かも・・」
ミク 「・・・・ホントに?」
主人公 「・・・ああ(キラキラ)」
ミク 「よかったぁ!私、リンゴ飴食べてないのがどうしても心残りで・・・」
主人公 「・・・・・・(真っ白)」
ミク 「え?・・・違うの?」
主人公 「あ、ううん!俺もさっきから同じ事考えててさ!やっぱ、お祭りに来たらリンゴ飴だよな〜!・・あはは・・・(しくしく)」
ミク 「やっぱりそうよね〜!うふふっ!」
主人公 「さ、リンゴ飴屋にれっつらごー!(もうヤケ)」
ミク 「うん!」