神崎 未来(ミク)「映画館でのデート」

○月×日 くもり。
今日は、××くんと映画に行きました。

映画館に行ったのは、ホントに久しぶり。
だって、一人で行ってもつまらないんだもん。

××くんは映画が大好きなんだって。
また、誘ってほしいなぁ・・・。


主人公 「え〜っと・・・あ、ここだここだ・・・よかった、席取られてなかった」
ミク 「もぉ、心配性だなぁ・・・くすくすっ」
主人公 「しっかし、高いよな〜・・・コーラLで400円なんてさ」
ミク 「しょ〜がないよ、映画館なんだから」
主人公 「ちぇっ・・ぼったくりだなぁ〜」
ミク 「とか言いつつ、ポップコーンまで買ったくせに・・・」
主人公 「だってさ〜、やっぱポップコーンが無いと・・・」
ミク 「あ・・・映画始まるよ」
主人公 「お、いよいよか・・・俺、この館内が暗くなる瞬間が好きなんだよな〜」
ミク 「うん・・・なんかワクワクするよね」
主人公 「神崎さんも、ポップコーン半分食べていいからね」
ミク 「くすくすっ・・・は〜い」

主人公 「わははは!・・(パク)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・(チラッ)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・(お・・面白くないのかな)」
ミク 「・・・・・クスッ」
主人公 「・・・(あ・・・笑った)」
ミク 「(チラッ)・・・・・」
主人公 「ドキッ・・・・・(一瞬、目が合っちゃった)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・・(映画、映画・・)」
ミク 「・・・・・クスクスッ」
主人公 「・・・・(よく考えたら・・・暗闇で二人きりなんだよね)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・(手とか・・・握っちゃったりして)」
ミク 「・・・・・クスッ」
主人公 「・・・・(そ〜っ・・)」
ミク 「・・・ねぇ」
主人公 「わあ!ごめんなさい!」
ミク 「ポップコーンもらっていい?」
主人公 「え?あっ・・も・・もちろん!」
ミク 「うふふ、ありがと・・(ヒョイ、パク)」
主人公 「ど・・どんどん食べてよ・・・ははっ」
ミク 「うん」
主人公 「・・・(や・・やっぱ、手握るのは無理か・・・)」
ミク 「クスッ・・・(ヒョイ、パク)」
主人公 「・・・・(まてよ・・・ポップコーン取るフリをして、偶然を装えば・・・)」
ミク 「・・・・・」
主人公 「・・・・(よ〜し・・・タイミングを計って・・・)」
ミク 「クスクスッ・・・」
主人公 「・・・(今だ!)」
ミク 「(ヒョイ、パク)・・・」
主人公 「(スカッ)・・・・る〜るる〜(ToT)」
ミク 「・・?・・どうかした?」
主人公 「べ・・別に・・やっぱ、映画にはポップコーンだよな〜・・・はは・・・(パク)」

ミク 「・・・あ〜、面白かったぁ!」
主人公 「そ・・そうだね・・はは・・(結局、手握れなかった・・・しくしく)」
ミク 「また観に来たいな〜、映画」
主人公 「あ・・ああ・・・また、一緒に来ようぜ」
ミク 「ホントに?」
主人公 「もちろん!」
ミク 「じゃあ・・・ハイ」
主人公 「え?・・・なに?」
ミク 「指切り!ほら、指出して」
主人公 「あ・・ああ・・・」
ミク 「・・・約束!(キュッ)」
主人公 「(ドキッ)う・・うん・・」
ミク 「くすくすっ」
主人公 「・・・まずは小指から・・・かな」
ミク 「え?・・なに?」
主人公 「コ・・コホン!いや、こっちのこと!・・さ〜てと・・腹も減ったし、ハンバーガーでも食いに行きますか?」
ミク 「・・・うん!」